孔子廟の敷地使用料、那覇市が請求へ 違憲判決を受けて

岡田将平
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 儒教の祖・孔子をまつる那覇市の孔子廟(びょう)「久米(くめ)至聖廟(しせいびょう)」をめぐり、敷地の使用料を市が徴収しないのは政教分離を定めた憲法に反するとした2月の最高裁判決を受け、那覇市は使用料を請求することを決めた。城間幹子市長は9日の市議会で「請求することで、政教分離原則違反の解消に向け取り組む」と述べた。

 久米至聖廟は、那覇市の松山公園内にあり、一般社団法人「久米崇聖(そうせい)会」が2013年に建てた。市は公共性があるとして、敷地の使用料(年576万円)を免除していたが、最高裁は2月24日の判決で、施設で年に1度行われる孔子の霊を迎える祭礼は宗教的意義を持ち、祭礼を行う目的で施設の建物が配置されていると指摘。土地を無償で使わせるのは憲法違反だと判断した。(岡田将平)