韓国与党の李代表が退任 大統領選への出馬見据える

ソウル=神谷毅
[PR]

 韓国の与党「共に民主党」の李洛淵(イナギョン)代表が9日、党代表を退任した。来年3月の大統領選の候補者を決める今年9月の党内選挙に出馬するには、党の規定でこの日までに要職から退く必要があった。李前代表は今後、選対委員長として、大統領選の前哨戦とされる4月7日投開票のソウルと釜山の両市長選を率いる。

 李前代表は9日、記者団に「両市長選での勝利に最善を尽くすつもりだ。韓国が新型コロナウイルス後の時代をみすえ、世界を先導するビジョンを準備したい」と語った。

 世論調査機関リアルメーターが6、7日に実施した大統領選に出馬が予想される人物の支持率調査によると、李前代表は13・8%で、尹錫悦(ユンソクヨル)前検事総長(28・3%)、李在明(イジェミョン)京畿道知事(22・4%)に続く3位となっている。

 李前代表は、革新系の与党陣営では李知事にリードを許している。ソウル市長選で勝てるのか、もともと保守陣営が強い釜山でどれほど接戦に持ち込めるのかなど、両市長選の結果が党の大統領候補になれるかを左右しそうだ。(ソウル=神谷毅)