国内最古の近代吊り橋の修復完了 渡り初め 美濃市

松永佳伸
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 国の重要文化財に指定されている国内最古の近代つり橋「美濃橋」=岐阜県美濃市曽代=の修復工事が終わり、9日、完成式典と渡り初めがあった。かつては特産の美濃和紙の運搬などに使われたが、いまは歩行者と自転車専用の歩道橋として小中学生の通学路になっている。

 美濃橋は1916年8月に完成。全長113メートル、幅3・1メートル、鉄筋コンクリート造りの主塔は高さ9・8メートル。修復工事は2016年に始まり、出来る限り当時の部材を残して補強。一度に渡れる人数は20人から50人に拡大した。また、橋には50個のLED照明が設置され、夜間でも安全に通行できるだけでなく、観光スポットとしても期待される。

 渡り初めには3~96歳の市民23人が参加し、真新しい木製の床を踏みしめながら歩いた。同市港町の服部健次さん(96)は「時代が移り変わる中、昔の面影が残っている。街の誇りです」と話した。(松永佳伸)