酒蔵結ぶブレンド酒を発案 コロナ禍「なんとかしたい」

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近藤郷平
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 コロナ禍で苦境が続く日本酒業界を盛り上げるため、各地の酒蔵の逸品をブレンドして今までにない味わいの日本酒をつくる――。ネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)を使ってそんな挑戦がはじまった。

 日本酒専門店の「さくら酒店」(岐阜県大垣市)が呼びかけた。2013年創業の「若手」の酒屋。お酒の鮮度を保つため、仕入れた酒をマイナス5度で貯蔵するという徹底したこだわりをもつ。

 近藤悠一社長(40)は今年2月、経営環境が一段と厳しくなった酒蔵の苦境に心を痛めていた。緊急事態宣言が再び出され、飲食店は時短営業を迫られた。酒蔵の大半は中小企業で、コロナ禍の長期化は死活問題だ。

 近藤社長は酒蔵の状況について「注文した酒米をキャンセルすれば農家が困る。かといって、酒を仕込んでも思うように売れない」と説明する。今冬できた新酒の在庫が積み上がっている蔵も多いといい、「おいしいのに売れない。何とかしたい」と支援の手法を練った。

 「ブレンド日本酒」をつくる…

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