東海道新幹線、車いす6席車両 4月中旬に導入前倒しへ

初見翔
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 JR東海は10日、東海道新幹線の車いすスペースについて、現在の1編成あたり2席から6席に増やした車両を4月中旬から導入すると発表した。国の基準では7月以降に投入する車両から増やすよう求められていたが、前倒しする。

 車いすスペースを増やすのは昨年7月にデビューした新型車両「N700S」の新造分から。すでに2席分確保している11号車の座席を7席分取り外し、新たに車いすスペースを4席分増やす。1編成あたりの定員は1323席から1319席に減る。当面は、今後導入する28編成が対象で、既存車両は改修しない。

北陸新幹線は一部スペース増

 国土交通省は昨年10月、2021年7月以降に新たに導入する新幹線車両について、車いすスペースを増やすよう省令を改正。最も定員の多い東海道新幹線は1編成あたり6席以上にするよう求められていた。この日の会見で金子慎社長は「できるだけ早くと思っていた。障害者団体の方々と議論を重ね、せいいっぱい急いだ」と話した。

 JR東日本も10日、北陸新幹線普通車の車いすスペースについて、現在の1~2席から4席に増やした車両を7月から導入すると発表した。2022年度までに少なくとも16編成が導入される見込みという。(初見翔)