医師会長、変異ウイルスの検査強化要請 第4波に危機感

久永隆一
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 新型コロナウイルスの変異ウイルスへの感染が全国各地で確認されていることについて、日本医師会の中川俊男会長は10日の会見で「現在の第3波の下げ止まりの状況も、変異株の関与も指摘されている」として、変異株を見つけるための検査の強化を政府に求める考えを示した。

 中川氏は現在の感染状況について「国内各地で変異株が確認されている中で、首都圏では新規感染者数の報告が下げ止まりの状態から横ばい、あるいは増加の兆候がみられる」と分析。昨夏の「第2波」でも下げ止まりが続いた後の11月以降、より大きな第3波につながった経験を踏まえ、「第3波が下げ止まっている現在、リバウンドでさらに大きな第4波が襲来する恐れがある」と危機感を強調した。

 第4波を防ぐには、これまでの対策の徹底に加えて新たな対策が必要だと主張。変異株を見つけるための検査の強化を盛り込んだ政府の分科会の提言を支持するとした。(久永隆一)