農水省、150人規模の追加調査へ 鶏卵大手の接待問題

高木真也、兼田徳幸
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 贈収賄事件で在宅起訴された吉川貴盛・元農林水産相と鶏卵大手アキタフーズの前代表との会食に招かれた同省幹部が接待を受けて処分された問題で、野上浩太郎農水相は10日の衆院農水委員会で、同社以外からの接待を含め150人規模の職員に国家公務員倫理規程違反がなかったか追加調査をすると明らかにした。

 同省は当初、吉川氏の大臣在任中に畜産部の室長級以上だった幹部16人や過去5年間に食肉鶏卵課の課長補佐以上だった6人への聞き取りで、ほかに倫理規程違反は確認されなかったと結論付けたが、野党側が追加調査を求めていた。

 幹部職員は過去にさかのぼって畜産部で室長級以上を経験したすべての現役職員に対象を広げる。前代表が吉川氏に養鶏業者への日本政策金融公庫の融資条件の緩和を要望していたとされることから、融資に関わる部署でも歴代の課長補佐級以上を対象に加える。(高木真也、兼田徳幸)