拉致問題、二階氏「なんら実績ない」 政府の対応を批判

野平悠一
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 超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」(会長=自民党衛藤征士郎・元衆院副議長)が10日、国会内で役員会を開き、拉致被害者の即時帰国を求める決議を採択した。拉致問題の解決が見通せていない状況に、自民党二階俊博幹事長が「なんら実績があがっていない」と政府の対応を批判する場面もあった。

 会合は3年ぶりに開かれ、公明や立憲、国民民主、維新、共産など与野党の代表者らが出席した。

 二階氏は「何もしないで無為に時間をこうして過ごしておったら無意味。結果的にはなんら効果、実績があがっていない」と政府を批判。「やっぱりここらで行動を起こしていかなきゃいけない」とも述べ、議員団で訪朝を検討する必要性を出席者に呼びかけた。

 外務省が最近の北朝鮮情勢を説明すると、二階氏は再び発言を求め、「この間何をやったか、ここで報告すべきほどのことはないだろう」と指摘。さらに、菅義偉首相金正恩(キムジョンウン)総書記との会談について「条件をつけずに会う用意がある」と表明していることに、二階氏は「条件をつけずに向き合うって、それどうするんだ。こんなことでは国民は納得していない」とも語った。(野平悠一)