東京五輪7月開催「疑う理由はない」 IOCバッハ会長

ロンドン=遠田寛生
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 国際オリンピック委員会(IOC)の第137次総会が10日、オンラインで始まった。3日間にわたって実施される。新型コロナウイルスの影響で今夏に延期された東京オリンピック(五輪)・パラリンピックについては、11日に東京大会組織委員会などから報告が行われる予定だ。

 トーマス・バッハ会長(67)は冒頭の演説で、日本の人々への感謝をあらためて表明。「東京五輪は全ての人にとって安全で安心な大会にする。これは共有されている最優先事項だ。選手や参加者にとってもそうだが、優しく、我々がすでに多大な敬意を払っている日本の人々に対しても同じだ」と話した。

 コロナ下でも開催できる理由として、昨年から世界各地で開かれているスポーツの国際大会を挙げた。バッハ会長によると、270以上の主要大会が実施され、参加した選手は合計で3万人を超えるという。厳しい規定と「20万以上」という検査によって可能だったと説明した。

 そして「世界選手権などたくさんの大会があったが、感染を広めたことはたったの一度もない。これは安全かつ無事に大会を開催できる明確で、疑う余地のない証拠だ」と強調する。

 東京大会の成功には、世界保健機関(WHO)や世界中の専門家のアドバイスが必要不可欠とも主張した。「常に科学と事実によって導かれないといけない」。選手や関係者、ボランティア、観客らグループによって具体的な感染症対策を施すことを約束した。

 1年延期されても東京大会を「最も準備が整っている大会ということは変わっていない」と高く評価。「現時点で東京五輪の開会式が7月23日に行われることを疑う理由はない。問題は五輪が開催されるかではなく、どう開催するかだ」と宣言した。(ロンドン=遠田寛生)