「忘れてはいけない。心に刻む」 元楽天・嶋基宏の思い

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藤田絢子
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 「見せましょう、野球の底力を」

 10年前、プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスの選手会長だった嶋基宏のスピーチは、多くの人たちの心を動かした。

 現在はヤクルトスワローズの2軍で調整を続ける嶋が11日、埼玉・戸田球場での練習後に取材に応じた。

 「あの日から10年が経ちますが、決して忘れてはいけない日だと思っている」

 こう、被災地に心を寄せた。

 「海岸沿いが少しずつきれいになるなど、目で見える部分は復興してきていると思います。けど、遺族のみなさんが心に負った傷はなかなか癒えることはない。目に見える部分は復興していても、目に見えない部分はまだ復興することはできないんじゃないかな」

 嶋は36歳になった。

 所属チームは変わったが、東北への思いは変わらない。

 「テレビを通じて頑張っているところを東北のみなさんに見せていきたいと思いますし、シーズンオフになればいろいろな活動をして、自分自身も忘れてはいけないということを心に刻みながらやっていきたいと思っている」

 「スポーツは心を一つにしたり、見ている人を感動させたり、周りにものすごい影響を与えることができるんだとこの10年で感じました。僕の野球人生も残り少ないと思いますが、少しでも、そういう風に感じてもらえるように、一日一日、一生懸命にプレーしたい」(藤田絢子)

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