スーパードライ不調からの巻き返しは…次期社長が語る

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若井琢水
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 新型コロナウイルス禍はビール業界に大打撃を与えた。中でもアサヒグループホールディングスは飲食店向けの比率が高く、苦戦が続く。近年、海外の酒類大手を次々と買収してきた成果を、どうやって国内の成長につなげるのか。3月25日に社長に就く勝木敦志専務(60)に聞いた。

 コロナ禍に見舞われた2020年、主力の「スーパードライ」が不調だった。国内の酒類事業で売り上げの3割近くを占める飲食店向けは前年比4割減。家庭用の缶ビールも5%減と、外出自粛で高まった「家飲み需要」もつかみきれない。

 勝木氏は、花火大会や祭りなどの「ハレの日」需要の消失が響いたとし、「今の状況にあらがえなかった部分があった」と話す。

 影響は長引き、今年の飲食店向けは20年比で1割程度の回復にとどまるとみる。ただ、勝木氏は今後も飲食店向けに注力すると強調した。「飲食店で楽しんでもらって家庭でも買ってもらう。この基本は変わらない」

 飲食店へのてこ入れのため、買収した海外メーカーが持つ高価格のプレミアムビールを積極的に提案する。イタリア料理店には「ペローニ」、バーやパブにはチェコの「ピルスナーウルケル」など、店のコンセプトに合う世界各地のビールを勧めるという。勝木氏は「プレミアムは引き続き伸びていくと確信をもっている。新しい価値を提案したい」と話す。

 一方、家庭向けでは、健康志…

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