売上激減「だからこそ」生まれたカヌレ 婚礼会社の活路

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原知恵子
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 新型コロナウイルスで打撃を受けた名古屋のブライダル会社がピンチを打開しようと焼き菓子・カヌレの路上販売を始めたところ人気を呼び、実店舗を構え、販売網を全国に広げている。社長は「1年前には想像もしていなかった展開」と社員の奮闘をたたえる。

 名古屋屈指のにぎわいを見せる大須商店街の一角。テイクアウト専門の「カヌレとアイス」には、平日でも看板商品の「至福のカヌレ」(1個380円)を求める人たちが次々に吸い込まれていく。3個購入した愛知県碧南市の主婦(40)は「カリッともちもち。今までで一番おいしい」。6個を手にした名古屋市の女性(65)は「はやっていると聞き、食べてみたくて」と笑顔を見せた。

 この店は、結婚式場などを展開する「ブライド・トゥー・ビー」(名古屋市、社員約60人)が昨年12月に開店した。伊藤誠英社長(45)によると、「コロナがなければ誕生することはなかった店」だという。

続く自宅待機「何かしたい!」

 新型コロナの感染が拡大する前、同社の売り上げは「過去最高を更新する勢い」で推移していた。しかし、1度目の緊急事態宣言が出た昨年4~5月は式の延期やキャンセルが続出。売り上げは99%減った。多くの社員の仕事がなくなり、一時は自宅待機も余儀なくされた。

 「何かやらなければ」…

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