脱暴力へ、進むミニバス改革 今度は陰湿さが課題に

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編集委員・中小路徹
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 「先輩に呼ばれたからとパスを選ぶのではなくて、シュートを打っていいんだよ」

 「自分たちで話をしよう」

 ヘッドコーチの牧野広良さんが練習中に投げかける言葉が、「バスケを楽しむ」「考えてプレーする」というチーム方針を表していた。

 神奈川県横須賀市の高坂(こうざか)ミニバスケットボールクラブは10日、新型コロナウイルスの影響で休止していた練習を2カ月ぶりに再開した。メンバー約20人には練習日ごとに目標が示される。この日は「バスケットはやっぱり楽しいなあと思って帰る」だった。

 小学生年代のミニバスは、指導者の暴力や暴言が課題となってきた。高坂を23年間指導する牧野さんは、そんな状況を変えるべく、勝利は目指しても、勝利至上主義には陥らないことを旨とする。

 方法の一つが「紅白戦の出場時間など練習機会は均等にすること」。勝ちたいからと高学年を優先すれば、低学年は楽しめない。練習は各学年が入り交じる。高学年も低学年のプレー機会が多くなるよう意識する。練習を見ていると、いいポジションをとった低学年にはよくパスが渡った。

 勉強優先だから、週2日の平…

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