皇居前で能や狂言、100年ぶりに上演 野村萬斎さんら

丸山ひかり
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 東京都千代田区皇居前広場で12日午後、能や狂言などを3日間にわたって上演する特別公演「祈りのかたち」が始まった。日本芸術文化振興会によれば、皇居とその周辺で、能や狂言が大規模に上演されるのは約100年ぶりという。

 初日の幕開けでは、観世清和さんや野村萬斎さんらが、二重橋を背に設けられた舞台で、コロナ禍の収束や東日本大震災の復興への祈りを込めて「翁(おきな)」を力強く披露した。会場では約340人が間隔をあけて席につき、演目を楽しんだ。

 東京オリンピックパラリンピックを機に、政府などが展開する文化プログラム「日本博」の一環で、文化庁環境省、日本芸術文化振興会が主催。

 13日には岩手県大船渡市に伝わる民俗芸能「浦浜(うらはま)念仏剣舞(ねんぶつけんばい)」や、14日には首里城那覇市)再建の願いをこめ、琉球舞踊などの上演もある。有料のオンライン配信(1日あたり1200円)もある。(丸山ひかり)