中国意識の日米豪、一方インドは…だからコロナがテーマ

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大島隆=ワシントン、北見英城、小暮哲夫=シドニー ニューデリー=奈良部健
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 「QUAD(クアッド)」と呼ばれる、日米豪印の4カ国の首脳による、初の首脳協議がオンラインで行われた。ただ、台頭する中国を牽制(けんせい)したい日本、米国、豪州と、中国を刺激したくないインドとの間には、思惑の違いがある。新型コロナウイルス対策という、インドも参加しやすいテーマでの出発となった。

 QUADの首脳協議は、バイデン米政権の主導で実現した。ホワイトハウス高官は「21世紀を決める地域における、地域的枠組みの始まりだ」と強調する。

 バイデン政権がQUADを推進する最大の狙いは、中国の台頭を意識し、アジア太平洋地域での同盟国や友好国との協力を進めることだ。15日からはブリンケン国務長官とオースティン国防長官が日本や韓国を訪問する予定で、シンクタンクのアメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)のザック・クーパー研究員は「この時期の首脳協議は、両長官の訪問と合わせ、同盟国へのコミットメント(関与)とアジア重視を示す狙いがある」と話す。バイデン大統領が、最初の対面での会談相手に日本の菅義偉首相を選んだのも、中国をにらんだ同盟重視の一環だ。

 QUADの首脳協議で合意予定の、新型コロナウイルスのワクチン増産と配布拡大も、中国の「ワクチン外交」を意識している。ホワイトハウス高官は「各国が抱く懸念について話し、世界での中国の役割についても話し合うだろう」と述べた。

 日本政府はQUADの発展を…

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