国連刑事司法会議閉幕 法相「公正で平和な社会を実現」

高嶋将之、高木智也
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 京都市左京区国立京都国際会館で開かれていた国際会議「国連犯罪防止刑事司法会議」(京都コングレス)が12日、6日間の日程を終え、閉幕した。13カ国の政府代表団が来日し、計約4200人がオンラインで参加した。

 議長の上川陽子法相は閉会式で「コロナ禍が最も脆弱(ぜいじゃく)な人々に悪影響を与えている、という認識を共有できた。コロナ後の世界で、公正かつ平和で包括的な社会を実現する」と述べた。

 期間中、法務省などが日本の取り組みを発信する企画も数多く開かれた。

 京都刑務所(山科区)は感染防止策について発表した。入所者にマスク着用を義務化し、職員にはフェースシールドの着用も徹底。感染者専用の区画を設け、ウイルスを外部に出さない陰圧設備も整備した。

 大竹宏明所長は「単調な方策ほど、時間の経過とともに慣れが生じ、気が緩みがちになる。継続するには職員の士気を低下させないことが肝要だ」と述べた。

 公安調査庁は、オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件などの教訓を発表。法務省は、日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告を巡り、海外から「人質司法」などと批判されたことを踏まえ、日本の仕組みを説明する動画も公開した。

 京都コングレスは、コロナ禍で開かれた大規模な国際会議で、さまざまな感染防止対策が施された。法務省によると、これまでに感染例の報告はないという。(高嶋将之、高木智也)