濱口監督のベルリン銀熊賞、新時代の到来 編集委員解説

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編集委員・石飛徳樹
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 世界3大映画祭の一角、第71回ベルリン国際映画祭で、最高の金熊賞に次ぐ審査員大賞(銀熊賞)を受賞した「偶然と想像」の濱口竜介監督(42)。国際的に評価されてきた「4K」と呼ばれる監督たちが育てた才能が花開いた形で、日本映画界をリードする待望の新世代として注目されている。

 1990年代の半ば、黒澤明今村昌平といった巨匠に代わって、北野武黒沢清是枝裕和河瀬直美といった、大手映画会社の撮影所出身ではない新しい監督たちが国際映画祭の舞台で脚光を集め始めた。

 以来、現在まで四半世紀、日本を代表する監督と言えば、長年この4Kだった。4人の平均年齢は62歳。今回「偶然と想像」でベルリンの審査員大賞(銀熊賞)を受賞した濱口竜介監督は42歳だ。やっと日本映画に新時代が来た。

 2018年に是枝監督の「万…

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