「いま たべたいです」 死亡女性の手紙が語る入管の闇

鬼室黎
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衰弱して死亡したスリランカ人女性が名古屋出入国在留管理局の収容場から支援者に出した手紙やイラスト。日本語とローマ字が交ざり、「ほんとう に いま たべたい です」などと書かれている=2021年3月11日午後、名古屋市中区、鬼室黎撮影(画像の一部にモザイクをかけています)
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 在留資格のない外国人を収容する名古屋出入国在留管理局で6日、スリランカ人の女性(33)が死亡した。遺品となった手紙には「ほんとう に いま たべたい です」と書き残されていた。

 面会していた支援団体STARTによると、女性は精神的ストレスや体調不良もあり食事も歩行もできないほど衰弱し、嘔吐(おうと)するため面会中もバケツを持っていたという。昨年12月に仮放免を求めた申請理由書の写しにはローマ字で「病院に行って点滴を打ちたいですが、入管は連れて行ってくれません」とある。

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名古屋出入国在留管理局=名古屋市港区

 上川陽子法相は9日の会見で「庁内の診療室や外部の病院を受診していたとのことだが、死因を含め事実関係を調査中」と答えた。入管施設では毎年のように死亡者が出ている。真相究明が待たれる。(鬼室黎)

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衰弱して死亡したスリランカ人女性が名古屋出入国在留管理局の収容場から支援者に出した手紙やイラスト。日本語とローマ字が交ざり、「ほんとう に いま たべたい です」などと書かれている=2021年3月11日、鬼室黎撮影(画像の一部にモザイクをかけています)