グラミー賞で「利益得たくない」人種問題などで3組辞退

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定塚遼
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 米音楽界で最も権威があるグラミー賞の授賞式が15日(日本時間)に米ロサンゼルスで開かれる。グラミー賞は、以前から女性や人種マイノリティーのノミネートの少なさが問題視されてきたが、今年は「子供向けアルバム賞」部門にノミネートされた5組のうち3組が、女性の少なさや人種の多様性の欠如を理由に辞退した。

 「今年もそうだったし、歴史的にも、多くの女性や有色人種、とりわけ黒人のパフォーマーを見落としてきた過程を考えると、そこから利益を得ることは私たちの良心に反する」。辞退したアラステア・ムック・アンド・フレンズ、ザ・オーキー・ドーキー・ブラザーズ、ドッグ・オン・フリーズは、グラミー賞を主催する全米レコード芸術科学アカデミーに宛てた書簡をインスタグラムで公開した。

 書簡では、今回の子供向けアルバム部門でノミネートされた5組のうち、1組しか女性が含まれず、すべてが白人だったとした。さらに過去10年間で、黒人が主導または共同で率いたものが6%、その他の有色人種によるものは8%、女性主導は約30%しかないと指摘した上で、「この結果はどんなカテゴリーにおいても失望させられるものだが、パフォーマーが特に公正に、親切に振る舞わなければならないジャンルで、そして子供たちの半数が白人ではない国において、さらに人種やジェンダーの問題に対して国家が清算を行ってきた後になって、こうした数字は到底受け入れがたい」とした。

 グラミー賞を巡っては、長年…

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