マエケン画伯協力のグッズ 元球児ら販売、収益を寄付

大坂尚子
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 新型コロナウイルスで逼迫(ひっぱく)する医療機関に何かできないかと、高校球児OBが一肌脱いだ。「関西88年会」が、「マエケン画伯」こと大リーグ・ツインズの前田健太の協力を得てグッズを販売し、収益の一部を大阪府に寄付した。3月上旬に吉村洋文知事から感謝状が贈られた。

 野球界には田中将大(楽天)や坂本勇人(巨人)、前田ら1988年度生まれのプロ選手らが集う「88年会」がある。

 関西でも何かできないかと、元日本ハムのダース・ローマシュ匡さん(岡山・関西高)や西本亮介さん(金光大阪高)ら同学年の球児OB7人で2年ほど前に発足したのが「関西88年会」だ。社会貢献活動の一環として、野球を楽しむ「ベースボールフェスティバル」を企画した矢先に、新型コロナが流行した。

 イベントは延期となったが、メンバーで話し合って考えたのがチャリティー活動だ。メンバーの1人、安田裕一さん(京都・平安高=現龍谷大平安高)が指導する少年野球チームに協力してもらい、昨年12月に4チームで試合を開催。そこで「マエケン画伯」のイラストを使ったTシャツやパーカ、マスクなどグッズを販売した。

 活動を始めた背景には、仲間との大切さを身をもって感じたことが大きいという。「大人になって困った時、連絡しているのが野球の仲間だと気づいた。高校時代にライバルだった人もいる。今後も支え、支えられるんだろうなと思った」とダースさん。今後、子どもたちにも助け合うことの大切さを伝える活動がしたいと思っている。(大坂尚子)

関西88年会のメンバー(敬称略)

・ダース・ローマシュ匡(岡山・関西高)

・小原徹也(同)

・西本亮介(金光大阪高)

・安田裕一(京都・平安高=現龍谷大平安高)

・吉浦剛史(奈良・生駒高)

・藤原宏文(奈良・天理高)

・竹内元気(岡山・倉敷高)