JR・私鉄各社、今夜から終電繰り上げ 首都圏・関西圏

根津弥、浅沼愛
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 首都圏や関西圏のJR、私鉄各社は13日から、終電時刻を早めるダイヤ改定を実施する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、深夜の乗客が減っていることなどが理由で、最大で35分程度繰り上がる。

 終電繰り上げ初日、小田急線新宿駅の改札では、休日で多くの人が行き交う中、ダイヤ改定を伝える貼り紙が掲示されていた。東京都板橋区の会社員男性(60)は「夜に店はやっていないし、(終電が繰り上がっても)特に生活に影響はない」と話し、「中には公園で夜遅くまで飲んでいる人も見かける。コロナ減少に、少しでも役立ってくれたら」と願った。

 新宿駅南口で友人と待ち合わせていた東京都多摩市の警備会社員の女性(52)は「遅い時間に乗る人がいなくなっている。時代の流れでは」と受け止める。大手商社ビルの警備をしているといい、「コロナ前は終電間際でも来客があったけど、今は商社員もリモート勤務が多いし、午後7時を過ぎると帰宅している。以前なら終電が早まれば困ったと思ったけど、今は生活が変わった」と話す。

 JR大阪駅の改札口の前にも、ダイヤ改定を知らせる掲示が張り出されていた。大阪府枚方市の会社員の男性(51)は、「今は会社から午後8時以降の外出を禁止されているので、終電が繰り上がっても影響はない」。ただ、いつもは梅田周辺で営業先などと飲む際にJR線を利用しているといい、「コロナ禍の終息後、飲み会が増えだしたときにどうなるか」と心配そうだった。

 奈良県大和郡山市の女子大学生(21)は「就職活動で大阪に出てくることも多く、終電が繰り上がれば、帰りづらくなるかもしれない」と不安げだった。

 13日の終電繰り上げは、首都圏では、JR東日本東京メトロ東武鉄道西武鉄道京王電鉄小田急電鉄東急電鉄相模鉄道の各社。関西圏では、JR西日本阪急電鉄阪神電鉄(根津弥、浅沼愛)