知事選候補選びに奔走も…武田総務相の「逆転」かなわず

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枝松佑樹、山田佳奈
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 小川洋知事(71)の辞職に伴う福岡県知事選(25日告示、4月11日投開票)で、自民党は保守分裂の二の舞いを回避し、服部誠太郎副知事(66)の擁立でまとまった。主導した県議会重鎮に対抗心を燃やした武田良太総務相(52)だったが、国会議員の足並みはそろわず、一発逆転を期待した「秘策」もかなわなかった。

 東京・永田町。8日、元国土交通省局長の奥田哲也氏(59)は、自民党本部にいた。前日まで立候補の準備で福岡にいたが、ひそかに東京に戻ると二階俊博幹事長と向き合った。

 「一本化に協力して欲しい」。二階氏の短い一言で奥田氏は撤退を受け入れた。わずか10分の面会後、「この場に来るまで出馬するつもりだった」と強調した奥田氏だが、「自民党幹事長の言葉は重い」とさばさばした表情で語った。

 分裂選挙になれば党への打撃は避けられず、奥田氏や擁立を模索した武田氏にも痛手となる。党関係者は、武田氏が属する二階派トップの党幹事長の要請で降りるシナリオは奥田氏にも事前に伝えられ、「きれいに収まる武田氏の打開策だった」と明かす。

 自民党の候補選びは、県議団実質トップの蔵内勇夫・元県連会長(67)が終始先行する形で進んだ。

 小川氏が肺腺がんと発表され…

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