秋田県に20年ぶりの新駅が誕生 「ずっと楽しみに」

高橋杏璃
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 秋田駅―土崎駅間に完成した新駅「泉外旭川駅」(秋田市泉菅野2丁目)が13日、開業した。記念式典には穂積志市長や佐竹敬久知事、JR東日本の関係者ら約80人が出席し、新駅の誕生を祝った。秋田県内の新駅開設は2001年の岩城みなと駅(由利本荘市)以来20年ぶりとなる。

 新駅は地元の要望を受けた、秋田市の請願駅。1985年に設置要望があり、19年6月に工事が始まった。今月に完成し、総事業費は約20億7千万円。

 臨時列車を除き、奥羽線と男鹿線の普通列車と快速列車が上下計76本停車する。秋田、土崎の両駅まではいずれも4分ほどで着き、片道190円。秋田市の試算では、1日当たり約2千人の利用を見込む。線路を挟んだ駅の両側には、駐輪場やバス乗り場がある。駐車場はない。

 式典で穂積市長は「この駅が(外旭川地区で予定されている)卸売市場の改築、スタジアムの建設、民間によるさまざまな開発の起点となれるような、未来の見えるまちづくりの出発点となることを祈念する」とあいさつ。この日の朝、実際に列車に乗って秋田駅との間を往復したといい、「中心市街地と非常に近くなった」と述べた。

 開業したばかりの駅を見にきた市民も多く、さっそく切符を買ってホームに来る列車の撮影を楽しんでいる人もいた。近くに住む会社員の男性(62)は「工事の間ずっと楽しみにしていた。これまで秋田駅前に行くのは車を使っていたが、今後は列車を利用したい」と話した。(高橋杏璃)