大田区でマンションが浸水、2人を救助 関東各地で大雨

上沢博之、河崎優子、今泉奏
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 前線を伴った低気圧の影響で、東日本は13日、大気の状態が不安定になって雨や風が強まり、東京都千葉県などでは鉄道の運行に影響が出たり、道路が冠水したりした。

 東急電鉄大井町線では、雨の影響で東京都世田谷区の線路脇ののり面の一部が崩れ、午後3時半ごろから、溝の口自由が丘駅間などで一時運転を見合わせた。また、JR中央線の武蔵小金井駅では落雷で信号装置が故障。午後2時ごろから、快速の上下線などで一時運転を見合わせた。

 東京消防庁によると、大田区久が原5丁目では午後5時前、マンションの1階部分が浸水する被害があり、住民から「部屋から出られない」と通報があった。消防が駆けつけ、男性2人を救助し、うち1人を救急搬送した。命に別条はないという。

 気象庁によると、13日午後5時50分までの24時間雨量は、世田谷区で114・0ミリ、茨城県坂東市で82・5ミリ、千葉県船橋市で64・5ミリなどと3月の観測史上最大を記録。東京都、埼玉、千葉、茨城各県などでは竜巻注意情報も発表。福島県や千葉県では土砂災害警戒情報も出された。

 千葉県北西部では同日午後、大雨の影響で冠水被害が相次いだ。松戸市では道路で一時2メートルほどの冠水が発生し、信号機が消えた地域もあった。

 同県警には午後2時過ぎごろから冠水被害の通報が相次いだ。JR松戸駅や新松戸駅周辺のアンダーパスで冠水が起き、車が立ち往生した。市川市では20件以上の通報があり、最大50センチの冠水があった。けが人や行方不明の情報は入っていないという。

 同県は土砂災害警戒地域に一時、市川、船橋、松戸、鎌ケ谷、館山、南房総の6市を指定。午後4時すぎ、松戸市の坂川と新坂川で、氾濫(はんらん)危険水位を上回る水位3・51メートルを観測した。

 気象庁は、東日本では太平洋側を中心に13日夜まで、東北地方の太平洋側では14日明け方にかけて、雷を伴った激しい雨が降る恐れがあるとして、土砂災害や河川の氾濫に注意を呼びかけている。(上沢博之、河崎優子、今泉奏)