失敗は失敗、でも「上から目線」は逆効果 上原浩治さん

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構成・木村健一
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考えさせて伸ばすには?

 プロ野球・巨人や大リーグ・レッドソックスなどで通算134勝、128セーブを挙げた上原浩治さん(45)は高校時代、控え投手だった。

 「放任主義」だったという大学で主体的に練習に取り組むようになり、力をつけてプロで活躍した。息子はいま、米国で野球を続けている。

 スポーツに打ち込む子どもたちの力を伸ばすためには、どんな指導が必要なのか。自身の経験、日米の指導の違いなどを踏まえ、語ってもらった。

「ああしろ、こうしろ」が一切なかったボクのおとん

 「小中学生のうちは、その競技をいかに好きにさせるかがまず一番です。厳しい指導は二の次。一番は褒めること。『ここがすごかったよ。でもね……』という感じで、ちょっと一言加えてあげるくらいでいい」

 「最初から悪いところをガツンと言うと、萎縮するだろうから。褒めて伸ばすのが一番いい。楽しませる。ボクのおとん(父)は『ああしろ、こうしろ』というのが一切なかった。結果が出れば楽しいし、出なかったら楽しくないかもしれないけれど、根本的にその競技が好きか嫌いかということを、まず自問自答させるのがいい」

 そう感じるのは、大阪体育大学での経験があったからだという。

 「実質的に指導者がいなかっ…

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