ミャンマーの少数民族「これまでも暴力を…」都内でデモ

笠原真
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 クーデターで権力を掌握した国軍に抗議しようと、日本に住むミャンマーの少数民族の出身者ら約300人が14日、東京都渋谷区国連大学前に集まり、「暴力を許すことはできない」と声を上げた。

 ミャンマーには多数派のビルマ族のほかに130以上の少数民族がいるとされる。この日のデモにはカチン族、カレン族、ラカイン族や少数派イスラム教徒ロヒンギャの人々も集まり、「拘束された人々を釈放しろ」「国連は人々を保護する責任を果たして」などと訴えた。

 デモを呼びかけた一人、カチン族出身のドイジャさん(39)は、「少数民族はこれまでも長く差別や暴力を受け、当たり前のように軍から弾圧されてきた。今はミャンマー全土で同じことが起きている」と話した。

 群馬県館林市に住むロヒンギャのシャーさん(45)は国軍からの弾圧を恐れ、2006年に来日。「クーデター以前は少数派の間でも問題はあったが、今はみんな同じ気持ちになれていると感じる。軍はすぐに去るべきだ」と訴えた。(笠原真)