対面授業なく修了式…世界の1億6千万人、1年休校状態

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ジャカルタ=野上英文
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 インドネシアの首都郊外にあるジャカルタ日本人学校(JJS)で、今年度の修了式がオンライン形式で開かれた。新型コロナウイルスの影響でストップした対面授業の再開を目指して準備を整えてきたが、感染が一向に収束せず、1年間かなわないままだった。

コロナ禍で広がる教育危機は、より深刻な問題にも発展しています。後半では、休校が続くことで児童婚や児童労働が増えている実態を国連やNGOに聞きました。

日本人学校、児童生徒が激減

 首都中心部から車で40分ほど離れたJJSの校舎。1年前は、小中学で1千人あまりの児童生徒が約70台のバスで通っていたが、いまその姿はない。運動場には草が青々と茂り、しんとしている。

 3月10日にあった修了式にも、児童生徒はオンライン会議システムを使って自宅から出席した。

 小学部の山本千明教頭(52)は全校生徒に向けた式の動画で、「最初は戸惑いもあったと思うけど、みんなこの1年間で、オンラインでも意見を言い合えるようになった。コロナ下で友達や学校、健康のありがたみも感じたと思う。4月からの新学期でも、この学びを自分の成長につなげてほしい」と語りかけた。

 最後の授業日だった8日には、小学3年の教室で、学年主任の北岡良仁教諭(39)がノートパソコンに向かって言葉を発した。

 「コロナはずっと続かない。いつか世界のどこでも行けるようになったら、みんなに色んな世界を見てほしいなと思う」

 画面越しの子供たちは、「先生、質問があります!」と手を挙げたり、休み時間に雑談をチャットしたりと、明るくも見える。日頃は家に持ち帰る学習ノートを各自で写真に撮って教諭に送ることで、丁寧な指導につながった面もある。

 ただ、北岡教諭は「保護者の…

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