「インサイダー情報は話さず」 NTT社長、接待問題で

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 NTT側の総務省接待問題で15日の参院予算委員会参考人招致された澤田純・NTT社長は、午後の質疑で同省側との会食とNTTドコモ子会社化などの事業との関係を問われ、「いろんな有識者との意見交換は適宜やっており、全くそういう話は出していない」と関連を否定した。

 立憲・斎藤嘉隆氏の質問に答えた。斎藤氏は、2018年8月に当時の菅義偉官房長官が携帯料金の値下げを講演で明言し、直後に総務省内の審議会で値下げの議論がスタートしたと指摘。NTT側は総務省幹部を翌月に接待し、ドコモ子会社化の議論が始まった20年の6月と7月にも総務省幹部らと会食している。

 斎藤氏は谷脇康彦・元総務審議官が会食当時、携帯電話に関するやりとりがあったと国会答弁で認めていることも指摘した。

 会食と値下げの関連を問われた澤田氏は「料金値下げは事業者の戦略。私の方から料金の話を出すことはない」と否定。谷脇氏とのやりとりについては「谷脇さんが『そういう話が出たかもしれない』とおっしゃったとすれば、出たかもしれないが、私はたぶんそこで(話題にするのを)止めたと思う」と述べた。

 また、会食でドコモ子会社化の話題が出たかどうかについても、澤田氏は「まさしくインサイダー情報そのものなのでどなたにもお話をしていない」と強調した。