横浜に「インコの楽園」 巨大ケージに200羽飛び交う

竹谷俊之
【360度動画】セキセイインコ@雪印こどもの国牧場=2021年2月26日、竹谷俊之撮影
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 巨大な屋外ケージの扉を開けると、そこはインコの楽園だった――。黄緑や青などのカラフルな鳥、セキセイインコが自由に飛び回り、仲間と楽しそうにおしゃべりしている。インコ好きにはたまらないこの施設がある「雪印こどもの国牧場」(横浜市青葉区)の協力で、360度撮影をした。

 セキセイインコは体長約20センチの小型の鳥。オーストラリアの草原や雑木林など乾燥地帯に群れで生活している。原種は緑色で、青、紫、黄、白などの個体は品種改良されている。

 飼育員の杉田開(はるき)さんによると、約100坪の敷地に建てられたケージ内に約200羽のセキセイインコがいるという。ケージ内には通路があり、間近でインコを観察することができるが、ペットのインコのように手や肩に乗ったり、ものまねをしたりはしない。

 実は筆者の自宅にもインコがいる。卵から孵化(ふか)したひなを、手乗りになるように育てた。今も籠に近づけばすぐに寄ってきて可愛らしい。ケージ内のインコも人間を怖がらないと聞き、撮影も簡単に済むと思っていたのだが……。

【動画】雪印こどもの国牧場の飼育員がセキセイインコを解説=竹谷俊之撮影

 カメラ本体を土に埋めて隠し、周りにえさをまいた。その場を離れて遠目から確認をしていたが、インコたちが近づいてくれない。10、20、30分……。近づき始めたころにはバッテリーがなくなり、カメラを取り出すと一斉に集まってきた。杉田さんは、レンズフィルターの反射など、未知の物に対して警戒したのだろうと話す。

 セキセイインコは背中が黄色や青っぽいことから漢字で「背黄青鸚哥(いんこ)」と書く。丈夫で人になれやすく、ペットとして人気がある。仲間同士で鳴き声によるコミュニケーションをとり、おしゃべり好きな鳥だ。

 見た目での性別は成鳥になれば区別しやすくなる。一般的に、くちばしの真上にある肉質のろう膜が青はオス、ピンクがメスといわれる。ただ、幼鳥のころや繁殖期のホルモンバランスの変化、遺伝子変異などで、ろう膜の色が薄かったり、変化したりして判断が難しいという。(竹谷俊之)