小錦との縁、曙との出会い…元高見山が支えた「国際化」

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竹園隆浩
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 高砂一門の東関部屋が今場所を最後に閉鎖される。所属力士と元小結高見盛の現師匠らは八角理事長(元横綱北勝海)の部屋へ移籍すると聞き、いまの東関部屋を開いた先々代師匠の元関脇高見山を思い出した。

 ハワイ出身。全盛期は200キロを超える巨漢で、豪快な突き押しが得意だった。1972年名古屋場所では史上初めて外国出身力士として優勝を飾った。大相撲の国際化の走りとなった人気力士だった。

 現役時代もさることながら、引退後の活躍が目をひく。外国出身の力士は高見山の前にもいたが、日本国籍を取得して日本相撲協会に残り、親方となったのは文字通り第1号。そして、外国出身者で初となる横綱曙を育てた。

 当時の曙は1988年春場所初土俵同期の若・貴兄弟らと切磋琢磨(せっさたくま)して、平成時代の大相撲人気を支えた。優勝11度。師匠の教えにも忠実で、「日本人よりも、日本人らしい」と横綱審議委員会から言われた。

 高見山と曙がファンに愛される存在でなかったならば、その後の外国出身者は、角界で受け入れられなかったかも知れない。

 高見山は、同じく外国出身で人気を集めた小錦との縁も深い。

 小錦は同郷の高見山にスカウ…

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