カド番・貴景勝、同窓対決を制す ダイエット効果?連勝

松本龍三郎
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 (15日、大相撲春場所2日目)

 カド番の大関貴景勝が、先場所優勝の小結大栄翔を突き落としで下し、連勝スタートを切った。

 一本気な突き押しが持ち味の両者が相まみえると、いつも激しい相撲になる。24歳の貴景勝と、27歳の大栄翔埼玉栄高の同窓対決はカド番の大関が、初場所優勝の小結を上回った。

 五分の立ち合い。互いに「下から、下から」の意識で、何度も頭をぶつけ合う。土俵中央での攻防の末、貴景勝が左からいなして突き落とした。

 初日に続く、圧力十分の取り口で連勝。序盤に4連敗した先場所との違いが、軽快な動きに見て取れる。

 昨年の秋場所前には自己最重量となる183キロを記録。ところが、今場所前の計測では166キロまで減った。先場所に比べ、見た目にも分かるほど首回りから胸元にかけスリムになった。

 「土俵に上がったら、もう気持ちなので、あんまり関係ない」と貴景勝。“ダイエット効果”についての質問には素っ気なく答えるが、大栄翔戦で見せた機敏な横の動きや、勝ち残りの土俵下ですぐに息が整う姿は、先場所とは対照的だ。

 入幕した4年前から昨年7月場所まで168~170キロを維持した。その後、一度は大きくなった体で2度目の賜杯(しはい)を手にした。

 それでも結果につながらないと見て、方針を切り替えたのだろう。その柔軟な考えこそが大関の強みだ。現在の体は、入幕後の最低体重。見違えるように引き締まった体で、どんな戦いを見せてくれるか。今場所の大きな見どころであることは間違いない。(松本龍三郎)