浸水被害の「花とゆめ」など廃棄へ 川崎のミュージアム

斎藤博美
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 【神奈川】2019年秋の台風19号で浸水被害にあった川崎市市民ミュージアム(同市中原区)の収蔵品のうち、新たに漫画雑誌など約1200点が廃棄されることになった。市が15日発表した。

 市によると、修復が不可能だとして廃棄が決まったのは、「花とゆめ」「週刊少年キング」などの漫画雑誌1178点と、企画展に向けて委託制作したわら人形など26点。雑誌には、同館以外での存在が確認できていないものが130点含まれているという。

 市は今年1月、同館の収蔵品のうち写真雑誌や漫画本などを含む約4万2千点を廃棄処分にすると発表。この時の雑誌類は基本的に同館以外でも存在が確認できていた。一方、今回廃棄が発表された雑誌のなかには、ほかの図書館などで収蔵が確認できなかったものも含まれているという。

 わら人形のうち25点は、約20年前の同館の企画展「道祖神の源流」展示のために委託制作されたもの。1月にも4点の廃棄処分が発表されている。

 台風19号で九つの収蔵庫すべてが浸水した同館では約22万9千点の収蔵品が被災し、現在応急処置や修復作業が行われている。(斎藤博美)