脱原発講演 党所属国会議員に「待った」 自民茨城県連

久保田一道、片田貴也
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 28日に水戸市内で開かれる予定の「脱原発」をテーマにした講演会をめぐり、自民党茨城県連が、同党の秋本真利衆院議員=千葉9区=に参加を見合わせることを求めたことがわかった。県連は、党本部にも秋本議員が従わない場合は処分をするよう申し入れた。

 この講演は、秋本氏の著書「自民党発!『原発のない国へ』宣言」の出版を記念し、28日に水戸市内で開かれる予定だ。市民グループや野党系を含む地方議員が作った実行委員会が主催している。

 自民党茨城県連の海野透会長代行によると、12日に海野氏や西條昌良幹事長らが党本部に二階俊博幹事長と林幹雄幹事長代理を訪問。秋本氏に講演への出席見送りを促すことや、従わない場合に処分を検討することを求めた。党本部側は、処分には否定的な見解を示したという。

 海野氏は、講演会の実行委に野党関係者が含まれていることに触れ、「秋本氏の政策そのものを否定するつもりはない。だが、野党関係者が主催者に含まれるような講演で原発の再稼働に反対を唱えるなら、反党行為そのもので看過できない」と主張した。

 一方、秋本氏は取材に対し、「地元の事情に配慮した講演内容にするのはやむを得ないが、党の規則にも反しておらず、講演自体を拒否するのはおかしい」と話した。(久保田一道、片田貴也)