宮島に1人100円の「入島税」 市議会が条例可決 

東郷隆
[PR]

 世界遺産厳島神社がある宮島(広島県廿日市(はつかいち)市)を訪れた人から100円を徴収する「宮島訪問税(入島税)」の条例案が15日、廿日市市議会で可決された。施行時期は新型コロナウイルスの影響を見極めて判断するが、徴収システムの構築など準備に2年程度はかかるという。

 訪問税は、主に観光客を受け入れる環境整備に使う予定で、トイレの維持管理やごみ処理、無電柱化、宮島口の整備などを想定している。対象は、島民や島へ通勤・通学する人を除く来島者で、1回100円をフェリー代に上乗せして徴収する。往来の多い人は年500円を一括徴収し、それ以上は課税しない。障害者や未就学児、修学旅行や遠足などの学校行事で訪れる場合は免除となる。

 コロナ禍前の5年間の平均来島者は年間約436万人で、その場合の税収は約3億4千万円になるという。(東郷隆)