アストラゼネカ製ワクチン、欧州で一時停止 血栓の懸念

有料会員記事新型コロナウイルス

ベルリン=野島淳、ロンドン=下司佳代子
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 フランスドイツイタリアスペインの当局は15日、英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンの使用を一時的に止めるとそれぞれ発表した。接種後に血栓ができる副反応の疑いが各国で報告されたためだ。欧州医薬品庁(EMA)は接種と血栓との因果関係の検証を続けており、対応が必要かの結論を18日に出すとした。

 同社製のワクチンは日本政府も供給を受ける契約を結んでおり、月末にも輸入されるほか、国内での生産も予定されている。

 フランスのマクロン大統領は15日の記者会見で、停止措置は「用心のためだ」と述べ、EMAの見解を待って接種の再開を判断する考えを示した。ドイツイタリアスペインも同様の発表をした。オランダも接種を見合わせている。

 欧州では、これまでに同ワクチンの使用停止が相次いでいた。オーストリアで、49歳の女性看護師が重度の血液凝固障害で死亡し、別の看護師も肺塞栓(そくせん)症で入院。同国当局は7日、同じ製造番号の同社製ワクチンの使用停止を発表した。デンマークノルウェーなどでも症例が報告され、使用を見合わせた。

 EMAは15日の声明で、同社のワクチンを接種した人に血栓が生じた事例は、一般に起こるより多いわけではないようだと指摘。「ワクチンがコロナを防ぐ利点は、副反応の危険を上回る」と強調した。

 EMAによると、欧州連合(…

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