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アストラゼネカ製ワクチン、特徴は? 超低温は不要

有料会員記事新型コロナウイルス

下司佳代子
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 英製薬大手アストラゼネカの新型コロナウイルスワクチンについて、接種後に血栓ができる副反応の疑いが各国で報告されたため、フランスドイツイタリアスペインの各国が15日、使用を一時的に止めるとそれぞれ発表した。

 欧州医薬品庁(EMA)は接種と血栓とに因果関係があるか検証を続けており、18日に対応について結論を出す。

 アストラゼネカのワクチンは、米ファイザー製、米モデルナ製と並び、日本政府が確保しているワクチンの一つだ。

 英国をはじめ、欧州など各国で広く接種が進んでいる。1人2回の接種で免疫を活性化する。

 「RNA」と呼ばれるウイルスの遺伝物質を使った他の二つとはタイプが異なり、アストラゼネカ製は遺伝子組み換え技術を使っている。弱毒化したチンパンジーの風邪のウイルスに、新型コロナウイルス遺伝情報を組み込んでつくる。

 ファイザー製とモデルナ製は、大規模な臨床試験(治験)で発症を防ぐ効果はいずれも90%を超えた一方、アストラゼネカ製は平均70%と報告された。

 治験で示された効果は他のワクチンにやや劣るが、アストラゼネカ製の強みは扱いやすさと価格にある。

 壊れやすいRNAを使うファイザー製とモデルナ製は超低温での輸送・保管が必要になるが、アストラゼネカ製は2~8度と普通の冷蔵庫の温度でよい。1回あたりの価格は約3ポンド(約450円)で、ファイザー製やモデルナ製の10分の1から数分の1程度とされる。

 こうした特徴から、途上国を…

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