辞職した谷脇氏の退職金、支払い留保 5千万円超の計算

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 武田良太総務相は16日の記者会見で、同日付で辞職した谷脇康彦・前総務審議官の同意も得たうえで、退職金の支払いをしばらく留保すると明らかにした。谷脇氏の退職金は、5千万円を超えるとみられる。

 総務省が、退職金の支払いを留保するのは今後、さらに懲戒処分に相当する事実が判明する恐れがあるためだ。森友学園の決裁文書改ざん問題で、退職後に認定した処分相当事由に添って退職金を減らした財務省佐川宣寿(のぶひさ)・元理財局長の例を参考にしたという。

 谷脇氏は利害関係者にあたるNTT社長らから国家公務員倫理規程に反する接待を受けたとして、16日に停職3カ月の懲戒処分を受けた。谷脇氏は先月も、放送関連会社の接待で減給処分を受けたばかり。停職処分を受け、谷脇氏は同日付で辞職した。ただ、谷脇氏は事業者との会食が他にもあったと説明しており、総務省が確認を進めている。

 総務省によると、谷脇氏の退職金を勤続年数などで機械的に計算すれば、約5800万円となる。今回は自己都合による辞職で数百万円が減るうえに、停職3カ月の処分などによっても数百万円が減額される方向だが、最終的な支払額は処分の全容が判明してから決めるという。