ロシア製ワクチンで揺れる欧州 承認なく接種進める国も

有料会員記事新型コロナウイルス

モスクワ=石橋亮介、ベルリン=野島淳、ブリュッセル=青田秀樹
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 ロシア製の新型コロナウイルスワクチン「スプートニクV」をめぐり、欧州でいくつもの不協和音が生じている。欧州連合(EU)で未承認のまま導入するかどうかで政権が紛糾したり、EUを批判して独自の判断で使ったり。ワクチン外交を「プロパガンダ」とみるEUとロシアとのさやあても続く。

 中欧スロバキアで11日、コロナ対応を担う保健相が辞任を表明した。辞任の背景にはスプートニクVをめぐるやりとりがあった。

 スロバキアでは感染が急増し、人口当たりの死亡率が世界で最も高い水準だ。ロイター通信によると、EU主導のワクチン調達では手遅れになるとみて、マトビチ首相がスプートニクの使用を指示したところ、4党連立政権のうち2党が「EUの承認を待つべきだ」と訴え、連立を離脱すると揺さぶった。保健相は詰め腹を切らされた形だが、2党は納得せず、首相の辞任まで求めている。

 隣国のチェコも人口当たりの…

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