元横綱、学校を作る 日馬富士が語る「父国」「相撲界」

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鈴木健輔
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 暴力問題で2017年に相撲界を去った元横綱日馬富士(36)=本名ダワーニャム・ビャンバドルジ=が、教育者の道を歩んでいる。母国モンゴルで小中高一貫校の運営に力を注ぎ、日本の大学院で経営学国際経済を学んできた。「父国(ちちぐに)」と呼ぶ日本で活躍する人材の育成を目標に掲げ、「私を育ててくれた相撲界へ恩返しがしたい」という。

 千葉・東金にある城西国際大に13日、角帽とガウン姿の元横綱日馬富士が登場した。「(映画ハリー・ポッターとか、(米国)ハーバード大の卒業式みたい。自分で着るとは思わなかった」と笑顔を見せた。

 この日が2年間在学した大学院の修了式。自身の修士論文が、所属する国際アドミニストレーション研究科の優秀賞に選ばれ、表彰されたのだ。指導教員で論文を推薦した孫根(そね)志華(しか)教授(58)は「日本文化モンゴルの子どもたちへ伝えようと使命感を持って学んでいた。(論文は)彼の努力を評価した」と話した。

 日本語で約7万字に及ぶ論文のタイトルは「『新モンゴル日馬富士学園』創設プロジェクト―全身全霊で行う小中高一貫教育―」。調査したのは、18年にウランバートル市に自身が設立した私立学校の指導方針が、モンゴル国内で受け入れられるか、どうか。

 というのも、元日馬富士の教育理念は、モンゴル国内では一般的ではない。

「教育って…」

元横綱が子どもたちに託す夢とは。そして、あの事件についても聞きました。

 約17年間の力士生活で学ん…

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