柏崎刈羽の安全確保、最も深刻なレベルの評価 規制委

小坪遊
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 原子力規制委員会は16日、東京電力柏崎刈羽原発新潟県)で核物質防護のための設備が複数箇所で機能を喪失していた、と発表した。また、これについて「安全確保の機能または性能への影響が大きい水準」とする「赤」の暫定評価をまとめた。「赤」は4段階評価のうち最も深刻なレベルで、規制委が示したのは初めて。テロリストの侵入など重大な事態になりうるおそれがあったと判断した。

 原発では監視カメラやセキュリティーゲートなどを使って、不正な侵入を防いでいる。規制委によると、柏崎刈羽原発は2020年3月以降、複数箇所で不正な侵入を検知できないおそれがある状態が30日以上続いていた。東電から今年1月以降、複数回にわたって報告があり、規制委が2月に検査をして判明した。

 東電は当初、「代替措置をとっている」などと説明していたが、規制委が確認したところ実効性が不十分だった。今後東電の意見を聞いた上で評価を確定させる。小坪遊