離島や山間部で、光回線開通を3カ月停止 NTT西日本

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奥村智司
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 NTT西日本(大阪市)が、離島や山間部などにある西日本の一部自治体に、インターネット光回線の新規の開通手続きを3月から約3カ月停止すると伝えていることが分かった。年度末の異動時期をはさむことも踏まえ、日本インターネットプロバイダー協会(東京都)などは、「社会的影響は甚大」として同社に解消を求める要望書を提出した。

 同社によると、停止は、光回線に関するシステムの移行による影響。工事に社外との調整が必要になる場合に限り、3月1日~5月20日に光ブロードバンド回線「フレッツ光」の「工事日の調整」を停止するといい、この期間は新規に光回線を申し込んでも開通できなくなる。

 自治体自らがブロードバンド回線を設置し、同社に貸して運用する「IRU契約」の地域が該当する。同社はIRU契約の自治体を公表していないが、京都府京丹後市和歌山県有田川町、岡山県西粟倉村、福岡県八女市など西日本の各地に複数ある。人口の少ない離島や山間部の自治体が採用している。

 同協会は3月8日、対象に含…

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