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 大阪府和泉市に今月、ミニトマト狩りが楽しめる観光農園が誕生した。代表の男性はかつてトマト嫌いだったという。それが今やなぜ?

 農園は市南部の道の駅「いずみ山愛(やまあい)の里」そばの高台にある。広さ2千平方メートルのビニールハウス内に、6千本のミニトマトが育っている。

 代表の木下健司さん(42)がくれた実をほおばった。甘みとほどよい酸味が口の中に広がった。水やりの量を調整するなどし、糖度8度以上の甘み豊かな味に仕上げている。

 「ラブリーさくら」という品種で、木下さんは自身が育てたものを「アマメイド」と名付けてブランド化してきた。昨年はコロナ禍による巣ごもりのためか、「インターネットを通じた直接販売が一気に増えました」と木下さん。

 木下さんは元会社員。退職後、出身地の岸和田市でトマト作りを始めた。「子どもの頃からトマトは嫌いだった」。だが、就農を決意し、植える作物を探していた時に食べたミニトマトのおいしさに開眼した。

 観光農園を開く構想を練り、2017年にJAグループ大阪と府が開いた農業コンテストで準グランプリに。コロナ禍で開園は1年遅れたが、「子どもが初めて食べるトマトがおいしければ好きになるはず。僕みたいなトマト嫌いの子をなくしたいんです」。

 トマト狩りは7月までの週末を中心に体験できる。60分間食べ放題で2200円(小学生1100円)、未就学児は無料。問い合わせ、予約は農園サイト(https://kinoshitafarm.com/別ウインドウで開きます)。(白木琢歩)

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