「消防士です」とあえて言う 一線で働く女性たちの思い

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宮崎園子
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 広島市消防局が4月、「日勤救急隊」を新設する。平日昼間の救急ニーズへの対応が目的だが、働き方改革を救急現場で進める狙いもある。そういえば、現場でみる消防隊や救急隊の皆さんって、男性ばかりのような……。数少ない女性に、話を聞いた。(宮崎園子)

 西消防署三篠出張所副出張所長で救急隊長の友永由希乃さん(43)は、小学生3人を育てる母親だ。

 病院でのアルバイト経験もあり、社会福祉系の仕事をしたいと考えていた。女性でも救急業務に携われると知り、挑戦した。

 2000年入庁の同期12人のうち、女性は2人だけ。当時はまだ採用枠の男女区分があった時代。採用後、男性はすぐに24時間シフトの現場に配置されたが、友永さんは2年かかった。男女区分は05年に撤廃された。

 昨年4月1日現在、広島市消防局で、階級がある「消防吏員」1349人のうち、女性は約4%の55人。広島県警の女性警察官の割合(約10%)と比べても圧倒的に少ない。55人のうち24時間の交代制勤務で災害対応にあたるのは25人。友永さんはその一人だ。

 3年9カ月の産休・育休を含めて計約8年、24時間勤務から離れたが、下の子が2歳半のころにまた救急現場に戻った。

 0歳児の心肺停止事案など…

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