コストコ本社、木更津に移転へ 最大2千人が働く拠点に

上田雅文
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 【千葉】会員制大手スーパーを展開する「コストコホールセールジャパン」は2022年夏、川崎市にある本社を千葉県木更津市に移転する。本社屋は来年6月完成予定で、地元雇用も進めて10年以内に最大2千人が働く拠点となる想定。ケン・テリオ社長は15日、木更津市の同社店舗で記者会見を開き、「従業員だけでなく、国内外から多くの関係業者も来る。地域の発展にもつなげたい」と語った。

 同社がこの場所への移転を決めたのは交通アクセスが良く、広い土地が確保できたからだ。移転先は東京湾アクアライン木更津金田インターチェンジ(IC)から約1キロで、県が区画整理事業を進める約5万平方メートルを購入した。

 新社屋は5階建てで延べ床面積約1万2千平方メートル。現在の本社は手狭で、3カ所に分散する従業員約400人を広い新本社に集約する。さらに約10年後には新本社敷地の一部に社屋を増築してコールセンターも設置する。

 県や市は本社移転による地域活性化を期待する。会見に同席した渡辺芳邦木更津市長は「多くの従業員が来て地域の経済波及効果を期待している」と述べた。社員や家族が県内に転入してまちがにぎわい、雇用の促進や税収増、地元企業との取引増加などが見込まれている。

 コストコは1999年に福岡県で国内1号店を開業し、現在、県内3店舗を含め全国で27店舗を展開する。市原市には東日本店舗への商品配送拠点となる物流倉庫(約2万6千平方メートル)もある。(上田雅文)