官僚は処分なのに元大臣はおとがめなし 規範「空文化」

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 NTT側による接待問題は、総務省の官僚ナンバー2の辞職に発展した。一方、歴代の総務相ら政治家も「接待」を受けたと指摘される。閣僚らには、国民の疑惑を招く行為を禁じる「大臣規範」があるが、元閣僚らは規範が禁じる行為にはあたらないと主張する。有識者は規範の形骸化を指摘する。

 16日の衆院予算委員会。NTT側との会食の有無を問われた武田良太総務相はこの日も「個別の会食については回答を控える」と明言を避けつつ、大臣規範を挙げて「国民の疑念を招くような会食、会合には応ずることはない」と述べた。

 NTT側と閣僚らとの会食をめぐっては、当時総務相だった自民党野田聖子幹事長代行や高市早苗衆院議員らをNTT側が接待していたと週刊文春が報道した。野田氏は、NTT側が負担した飲食代を返金。高市氏はNTT側から示された会費を支払い、飲み物代なども想定して会食相手の人数分の土産も持参したが、後に身辺警護のSPらへも食事の提供がわかったことなどから支払った分との差額分を返金した。

 ただ、「接待」だったかについては、野田氏は「プライベートな会合」として否定。高市氏は「意見交換」で、支払いは「一点の曇りもないよう精いっぱい対応してきた」と語った。

 2001年に閣議決定された…

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