「あの見た目で」と中傷されても 鈴木武蔵を励ました母

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聞き手・勝見壮史
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 父の母国ジャマイカで生まれたサッカー日本代表のFW鈴木武蔵(27)は、日本人の母とともに6歳で移り住んだ日本で差別を受けてきた。日本代表にふさわしくない、という中傷を受けたこともある。明るく振る舞うことで隠してきた胸の内には、怒りや悲しみ、葛藤もあった。

 ――自身の半生をつづった著書で、来日後、差別やいじめを受けてから、殻をつくるようになったと告白しています。

 自分の中で、感情を押し込める殻を自然と作ってきた。大人になって多少薄くなったと思うが、まだ残っています。

 ――モノマネを披露したり、報道陣からの無理な要望にも嫌な顔をせずに応えたり。それは「自分が我慢すればいい」という処世術だった、と。ひょうきんだと思っていた人柄の裏に、違う一面が見えました。

 小学校の時から、ずっとそうしてきた。子どものころから形成された人格なので、変えるのはなかなか難しいですね。

 ――今なぜ、自身のルーツや人種差別を受けてきたことを発信しようと思ったのですか。

 出版の依頼を受けたときは…

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