豪華な大統領邸「個人利用」 反政権メディアが告発動画

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モスクワ=喜田尚
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 ベラルーシのルカシェンコ大統領の腐敗を告発する反政権派メディアによる動画の再生回数が、公開から1週間過ぎた16日までに560万回を超えた。動画はルカシェンコ氏が国の予算で数々のぜいたくな施設を建てて「個人的に利用している」と指摘し、高級車の「コレクション」を持っているとも告発している。

 動画は、隣国ポーランドに拠点を置くインターネットメディア「NEXTA」が今月8日に公開した。動画によると、ルカシェンコ氏は別荘など国費で建てた18の施設を利用。中でも2013年に完成した首都ミンスクの大統領公邸「独立宮殿」には「2億5千万ドル(約272億円)もの国民のお金がつぎ込まれた」とした。

 独立宮殿には昨年8月の大統領選後、日曜ごとに不正疑惑に抗議する10万人超のデモ隊が押しかけた。動画では、金をふんだんに使った内部の豪華な装飾を強調している。

 また、ルカシェンコ氏にはロールスロイスなど「評価額計400万ユーロ(約5億2千万円)」の高級車のコレクションがあるとも指摘し、「ルカシェンコには個人の金と国の金の区別がない」などと主張した。

 国営ベルタ通信によると、ルカシェンコ氏は動画の公開前に、反政権派が「豪邸疑惑」を持ち出そうとしているとし、「私にあるのは、母とともに育った7メートル、8メートル四方の家だけ」などと話していた。動画公開後の13日には大統領府が「私は国民から一度たりとも何かを盗んだことはない」との同氏のコメントを伝えた。

 一方、動画は「ルカシェンコ…

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