将棋・渡辺明棋王が9連覇 タイトル獲得歴代単独4位に

村上耕司
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 将棋の第46期棋王戦五番勝負(共同通信社主催)の第4局は17日、東京都渋谷区の東郷神社で指され、渡辺明棋王(36)=名人・王将と合わせ三冠=が挑戦者の糸谷(いとだに)哲郎八段(32)に98手で勝った。通算3勝1敗でタイトルを防衛し、9連覇を達成した。

 渡辺棋王は「長く持たせてもらっているタイトルなので、自分でも(自身が達成した竜王9連覇に)並ぶ記録は意識していた。達成できたのはよかった」と話した。

 棋王9連覇は羽生善治九段(50)の12連覇に次ぐ記録。渡辺棋王はタイトル獲得総数を28に伸ばし、谷川浩司九段(58)の記録を抜いて歴代単独4位となった。「一概に比べられるものではないが、谷川先生を上回ることができた。小さい頃から目標にしていた先生なので、誇らしいことだと思う」と話した。

 一方の糸谷八段は初戦を制したものの、その後3連敗した。「序盤、中盤で悪くした将棋が多かったので、そこが反省点。持ってきた作戦が外れた瞬間に悪くしている将棋が多かった」と振り返った。

 渡辺棋王は今年に入って王将戦棋王戦名人戦とタイトル防衛戦が続く。今月14日には永瀬拓矢王座(28)の挑戦を退け、王将3連覇を達成した。4月7日に開幕する第79期名人戦七番勝負で斎藤慎太郎八段(27)の挑戦を受ける。村上耕司