規制されたはずのフロンどこから? 日韓データで判明

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米山正寛
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 有害な紫外線から生き物を守り、「地球の宇宙服」に例えられるオゾン層。これを破壊し、地球温暖化の原因にもなる化学物質の大気中濃度は国際的な取り組みにより減少してきたが、一時その動きが鈍化した。なぜか。原因に迫ったのは日本を含む国際的な監視網だった。

拡大する写真・図版国立環境研究所地球環境研究センターの波照間ステーション。観測塔から大気を取り込んでCO2やCFC11の測定を続けている=国立環境研究所提供

世界が取り組んだフロン規制

 オゾン層破壊物質を規制するモントリオール議定書は1987年に採択され、見直しを重ねながら今に至る。この間、トリクロロフルオロメタン(CFC11)など破壊力の強い特定フロンが96年に先進国、2010年に途上国で生産全廃となるなど取り組みは進んだ。

 CFC11はエアコンや冷蔵庫の冷媒、建築用断熱材の発泡剤などとして、発明から50年間あまり広く使われた。当初はオゾン層への悪影響がわからず、大気中濃度は80年代まで上昇を続けたが、90年代から下降に転じて規制の効果は表れていた。

■濃度減少の鈍化を察知…

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