荒れる春場所、大関勝ちきれず 元気なのは34歳妙義龍

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 大相撲春場所(東京・国技館)4日目の17日、いまだに大関陣の安泰がない。いずれも平幕相手に、貴景勝朝乃山は勝ったものの、結びを務めた正代が北勝富士に押し切られた。全勝は関脇照ノ富士と平幕妙義龍の2人。返り入幕の剣翔が初日を出した。先場所優勝の小結大栄翔は4連敗。

こらえ、引いて4連勝

 34歳のベテラン妙義龍が元気だ。玉鷲の突きをこらえ、タイミング良く引いて4連勝。取材では笑顔を見せ「好調の秘訣(ひけつ)? そんなの分かったら簡単なんですけどね」。例年と違う東京での春場所で、調整の難しさを問う質問には、「体調を管理して、初日を万全で迎えるのが、僕らプロとしてのやるべきこと」ときっぱり答えた。

「ちゃんと食べ、寝るのが一番」

 ○御嶽海 東洋大の後輩・若隆景に完勝。「後輩なので負けられない気持ちだった。まだまだ上には通用しないかなと思いますけど」と意地を見せた。

 ●豊山 3連敗。験直しの方法を聞かれて苦笑い。「コロナの時期なので、普段なら『どこか』もありますが、ちゃんと食べ、寝るのが一番だと思う」

 ●翠富士 「立ち合いから肩すかしを狙ったが、失敗。狙っていくのはダメですね」。巨漢碧山に先場所と同じ決まり手を狙ったが、通じず、完敗。

 ●千代大龍 5日目の作戦を聞かれ、「明日の相手は何年も見ていない。だから研究もない。ファーストインパクトから自分の相撲を取るだけ」。

 ○照ノ富士 「できれば、ああいう体勢になりたくない。明日から気持ちを入れ替える」。4連勝にも、踏み込まれて両差しを許したことを反省。

 ○貴景勝 またも横綱不在で大関の責任が問われることに。「集中しきることが、そういうことにつながる。目の前の一番に集中していきたい」

 ●正代 「序盤で2敗目? 流れ的によくない。どこかで変えられたらいいですね。相手が変われば違うが、きょうは立ち合いがしっくりいっていない」